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【人を動かすものは○○】

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超一流の年収を稼ぐスーパービジネスマンになる方法/トピックス
 
  【人を動かすものは○○】

 ■人生にスタンディングオヴェーションを贈るために
                         
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  こんにちは、吉江です。


  さて、先週の「検索される人になるために出版しよう」と
  いう提案に多数の感想や質問を頂戴しました。
  ⇒ http://www.eigyou.jp/99mailmagback/184.html
  (※未読の方はこちらをどうぞ)


  その中で1番多かった「出版するのにどのような方法があるのですか?」
  「素人が出版した何か印象的な例があったら教えてください」という
  質問に最適な事例がありますので、本日ご紹介しようと思います。


  現在、ある事情で出版して差別化に成功した人にインタビューを
  しているのですが、その中のひとりに美容コンサルタントの松本
  望太郎さんという方がいます。

  
  彼は、当初やりがいが見出せない美容師を応援するために、
  美容師の感動実話を本にしようと思い立ったのですが、
  出版に向けて動いているうちに自分の心が微妙に変化
  していることに気がつきました。


  彼に訪れた心の変化とは?
  
  
  以下、インタビュー形式でどうぞ!
  

  吉江「松本さんは先ごろ「涙のシャンプー」という本を出版された
     わけですが、どのような経緯で出版を実現されたのですか?」

  松本「編集長とお話しているときに、『出版のためには何でもやります』
    という私の一言に対して、彼は次のように言ってくださいました。

    「正直、忙しい。原稿は手元にあるけど読む時間がない。この本を出す
    ために何でもやるというのなら事前に1000冊の注文をとるくらいの気合
    いを見せてほしい。そうしたら読むから」」

  吉江「それはまた実にリアルなお答えですね。それで予約をとられたのですか?」

  松本「はい、1か月間で1000冊の注文をとろう。そしてやってみたら・・・
    最初はまったくうまくいきませんでした。300冊くらいまでは知り合いに
    注文をもらうことができましたが、その先が全く進みません。

    その時は、暗く、つらい気持ちで一杯でした。もう1000冊は無理か、
    と思い始めたころ、友人から追い打ちをかけるようなメールをもらった
    のです。

    メールには、「あなたの活動には、 心地よさ を感じません。勢いで
    押し付けたり、情に語りかけるのは違うと思うのです」と書かれていました。」

  吉江「うわぁー、もちろんご友人は親切心からなのでしょうが、そうでなくても
     落ち込んでいた時に、その内容はこたえたでしょうね」

  松本「これには相当落ち込みましたが・・・
     素直にうけとめ、自分を変えようと思えました。
     思えば、このメールがターニングポイントだったのです。」

  吉江「というと?」

  松本「一言でいうと夢を履き違えていたのです。

     夢には、「for me(自分のため)」と、「for you(人のため)」
     の2つがあると思うのです。

    「for me」の夢は“欲”、それが「for you」なら“志”になるんですね。

     事前注文を取り始めたころ、僕の、この本を出したいという想いは、
     無意識のうちに「for me」、つまり「自分ため」になってしまって
     いたように思います。

     本の著者になりたい、という自分のための夢。
     だから、なかなか周囲のみんなに受け入れてもらえなかったのです。」

  吉江「出版の動機がいつの間にか自分本位になっていた。
     それをご友人のメールが気づかせてくれたわけですね。
     そして、それを受け入れられる松本さんの素直さにも感嘆します。
     その後はどうなったんですか?」

  松本「僕は自分のためにこの本を世に出したかったんだっけ? 
     違う! 
     美容師さんに自分の仕事に誇りをもってもらうためじゃないか! 
     もともとそう想っていたじゃないか!
     この夢が「for you」だったと思い直せました。

     その気持ちを、素直に様々な人に伝えたところ、一気に共感してくれる人、
     応援してくれる人があらわれはじめたのです。
     彼らの口コミでどんどん広まって、全国から注文が殺到しはじめました。
     最終的に、約1200冊もの予約注文をいただくことができたのです。」
    

  余程の有名人でもなければ、通常1000冊の予約など、まして本が完成しても
  いないのに取れるものではありません。


  そんな不可能を可能にした松本さんの根底に流れるのは、ひたすら
  読者である美容師さんを励まし、勇気付けたいというピュアな支援の
  精神でした。


  そんなエゴのない前向きな志に多くの人が巻き込まれていったわです。


  まずは「自分は○○のために出版する」


  この○○にあてはめる理念を明確にすることが大切なのですね。

                       

  ■松本さんが事前に1200人の予約を集めた
  「涙の涙のシャンプー―美容室で出会った、人生を変えた15の物語」
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4054041663/tyouitiryunon-22/ref=nosim


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 ■今日のポイント
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 ■出版をビジネスの差別化と考えるならば・・・


 ■当然、目的は「自分のため(for me)」になる。


 ■しかし、あまりに「自分のため(for me)」の意識が
  強すぎると・・・


 ■周囲の共感を得られず、ともするとマイナスにさえなってしまう。


 ■「自分は○○のために出版する」


 ■○○に「人のため(for you)」になるキーワードをあて
  はめれば、その目的は単なる欲を超えてあなたの理念や志に昇華される。


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