カウンセリングのトラブルは借金?財産? 執筆:矢場田 勲
「月に2,3人新規客がくるようになったのですが、トラブル続きで心が折れそうです」
以前行われたセミナーでご相談をいただきました。
こんにちは、
カウンセラー専門のコンサルタント矢場田です。
・せっかく予約が入ったのにドタキャンされた
・期日までに入金してくれない
・毎回のように遅刻してくる
・カウンセリングコースが売れたけど、すぐにキャンセルされた
・順調にカウンセリングが進んできたのに、突然苦情を言われた
このような予期せぬ出来事が次々に起こったので、
相当気持ちが下がっているようです。
そして、「今後もまた同じようなことが起こるのではないか・・・」
と不安に感じていました。
これは、私自身もかつて経験したことですし、
私の個別コンサルティングを受けているコンサル生さんも今まさに直面している人もおられます。
こういったネガティブな出来事をどのように受け止めるか。
今後のカウンセラー事業が発展するか、衰退するかを決める重要な要素になります。
さて、トラブルが続いたときにどうしたらいいのでしょうか?
それは・・・
「すべてのトラブルは財産である」と捉えることです。
(いや、でもそんなにプラスには捉えることができないです)
このように思う方もおられるでしょう。
ですが、
成功し続けて入る起業家に話を聞くと、たいていこう言います。
「あのトラブルや手痛い失敗があったから、今の自分がある」と。
逆に上手くいっていない人は、
「あれは最悪だった」と、忘れてしまいたい過去として捉えているのです。
他者責任志向ですね。
ネガティブな出来事をネガティブなまま放置してしまっています。
愚痴や言い訳が多い人でもあります。
本人は意識していないのですが、
客観的に見ると、まるで自分を破滅に導くかのように仕向けているのです。
本人が気づいていないことなので、これは非常に怖いことです。
大人になっているので、周りに気づいた人がいても、もう誰も注意すらしてくれませんから。
自己責任として、事態を受け止めようとする人は、
ネガティブな出来事をネガティブなままにしておきません。
どう捉え直すかはその人の自由ですから、
最終的に自分の幸せにつながるように考えるのです。
明るい方向に考えられる人は、
他者にも光を与えることができるので、当然成功しやすいと言えるでしょう。
もちろん、こういった予期せぬ事態が起こった時は、落ち込むことがあります。
でも、数日たてば、余計なことさえしなければ、
ざわついていた感情が徐々におさまってくる方向に進みます。
カウンセラーであれば、当然そのことはご存知だと思います。
落ち着いてきてから、
今後同じような事態を引き起こさないように対策を練ればいいのです。
こういったネガティブな経験をするたびに改善策がたまっていき、
それがあなた独自の経営ノウハウとなっていくのです。
どんどん積み重なっていきますので、こういった経験はすべてあなたの財産ということになるのです。
私自身もカウンセリング事業もそうでしたが、
コンサルティング事業においても予期せぬ事態にたびたび遭遇してきました。
当初は、かなり依存的なカウンセラーさんも個別コンサル生として取ってしまっていたので、
トラブルが多かったのです。
今では(とても簡単なものですが)コンサルを受けるには審査があって、
自己責任でやっていける人のみ受けつけるようにしています。
そうすることで、
コンサル生の成果も格段に上がるようになってきたのです。
当然、事業の発展にもつながってきます。
今回のまとめです。
開業すると、次々と予期せぬネガティブな出来事が起こります。
いったんは気落ちするでしょうが、気持ちを持ち直したときに、
「あとあとすべてが財産になる」とプラスに捉えるようにしてきます。
そして、今後同じようなことが起こらないように、具体的な対策を練っておくことです。
こういったことの繰り返しで、
クライアントの満足度が高まり人気カウンセラーになっていくのです。
そして、経営者として誰にも負けない強さとノウハウが積み重なっていくのです。
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