「学び力」が高い人低い人 執筆:矢場田 勲
新しいことを知る喜び。
講師や受講生との新たな出会いにワクワク。
学ぶことがただただ楽しいと思える人がいます。
長時間の講義が疲れてしまう。
どんな受講生がいるのか不安。
学ぶ意欲はあるけど、いろいろと心配がある人もいます。
いろんなタイプの人がいていいと思います。
前者のタイプは、楽しそうで一見良さそうですが、
学ぶことが好きすぎて、全然アウトプットが追い付いていないという人も結構見かけます。
後者のタイプは、不安を過剰に膨らませすぎないことが大切になるでしょう。
どちらのタイプにしても「学び力」が高い人と低い人がいます。
どうせ学ぶのであれば、学んだことをしっかり吸収して、
早い段階で社会貢献できるようにアウトプットしていきたいところです。
さて、学び力が高い人がやっていることがあります。
それは・・・
「報告する人」です。
講師に報告してもいいし、メンターに報告するのでもいいでしょう。
報告することで、なにかしらのフィードバックがもらえます。
自分の行動の方向性が合っているのか、早い段階で判断できるようになります。
また、報告することを意識づけると、自分自身で行動を振り返ることができます。
客観的に自分の行動や結果を眺めることができるので、
自分で軌道修正できるようになってきます。
報告するという行為は、やってみた方はわかるのですが、結構面倒なものです。
未来に向かってやるべきことがあり、
早く前に進みたい気持ちがあるというのに、過去を振り返るわけですから。
でも報告がないと、もし間違った方向で努力し続けていても、
全然気づかないことになります。
相当遠回りすることになりますよね。
振り返りがないと、勘だけで仕事をしてしまうことになって、
起業して何年たっても自信が積み重なってこないということになります。
まずは、報告してフィードバックをもらうことの大切さをお伝えしました。
フィードバックを受けた後も大切です。
「こうしたらいいですよ」「コレやってみましょう」
というなにかしらのアドバイスを受けることがあります。
その時のアドバスの受け取り方が重要です。
基本、アドバイスされる内容というのは、
やったことがないことだと思います。
初めてのことをチャレンジすることになります。
学び力が高い人は、「とりあえずやってみます」と言って、
わからないところが出てきたら、報告や質問をしてきます。
それに対して講師は再びフィードバックしてきます。
一方で学び力が低い人は、
「でも、初めてだし・・・」「でも、慣れていないし・・・」「苦手だし・・・」
と尻込みしてしまいます。
やり方を完全に理解してからでないと動けない人もいます。
完全に理解するというのは、ほぼ無理なので、そうなると行動できないということになります。
講師がついている今、絶好のチャンスにもかかわらず、
ものすごくもったいないことをしてしまうのです。
あるいは、講師がアドバイスした後スグに
「他に何かないですか?」と言ってくる人も気を付けた方がいいでしょう。
まずは素直にチャレンジしてみることが大事です。
チャレンジした結果、上手くいかなかったら、それを報告すればいいのです。
チャレンジする前から代替案を求めるのは、
学ぶチャンスを自ら閉ざしてしまうことになりかねません。
今までの習慣で、このようにしてしまう人もいることでしょう。
「でも」という言葉を使ったときには、ハッと気づいて軌道修正していきたいところです。
その代わりに
「だから」「だからこそ」という言葉を積極的に使っていきましょう。
「でも、初めてのことだし・・・」と言ってしまったら、
その言葉に続けて「初めてのことなのでわからないことだけけです。
だから、チャレンジしてみます」「前にやってみて上手くいかんかったんですよ。
だからこそ、もう一度やってみたいと思います」といったようにするといいでしょう。
まとめです。
学んだこと、チャレンジしたことの定期的に振り返り、報告をする。
そして、フィードバックを受けたら、素直にチャレンジしてみる。そして、また振り返りと報告。
この繰り返しがあると、学び力が格段にアップします。
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