リストラされて奇跡が起こった！ 執筆:赤木あつし
こんにちは！
幸せ実践塾・塾長の赤木です。
前回、私の身に起こった
「リストラ」という出来事をお知らせしました。
54歳にして、メール一本で解雇され、
特に手に職があるわけでもなく、
有り余るほどの資産もありません。
とりあえず何とかしばらくは生活できるものの、
すぐにでも次の仕事を見つけなければ、
という状態に追い込まれました。
「なんで、こんなことにならなきゃいけないんだ！」
「本社がやったことは理不尽だ！」
不平不満も言いたいし、
文句を言って糾弾したくもなりましたよ。
しかし、そんなことを言って何になるでしょう。
しばらく心の葛藤がありましたが、
私は状況を受け入れることにしました。
起こったことは仕方ないのです。
これもまた私自身が創造したことだし、
起こることはすべて必然で無駄がないと、
私はいつもそう言っているのですから。
ともかく、残された期間は、
社長としての責務を全うしよう。
それが私らしい生き方だと思いました。
辞めてからのことは、辞めてから考えればいい。
そう考えて、その後の仕事のことなどを、
あまり考えないようにしました。
何かして働かなければ生活費に困ることは、
十分にわかっていました。
でも、会社に貸し付けたお金が月々返済されるので、
節約すればしばらくそれだけで生活もできます。
それに、サラリーマンをするのは、
もういいかなという気持ちもありました。
かと言って、何かを始めるだけの
まとまったお金はありません。
まあ成るように成るさと、
腹をくくることにしたのです。
そんなことと平行して、
持っていた投資用マンションの1つが、
内装工事をしなければならなくなっていました。
費用は約15万円で、
賃料の2ヶ月分以上になります。
持っている2つのマンションを合わせて、
賃料とローン返済がトントンという状態。
したがって、こういうのがあると、
年間では赤字になってしまいます。
だんだんと賃料が下がってきて、
維持していくことに負担を感じてきたので、
また売却を考えることにしました。
たしか5年くらい前にも売却を検討しましたが、
ローン残高にもならない見積だったので、
売却を諦めた経緯があります。
あれからローン残高も減ったし、
一部で土地の値段が上がったという話もあります。
ひょっとしたら、売却してローンを完済できるのでは、
という期待がありました。
ローンという重荷がなくなるのなら、
それで良いと思ったのです。
それからしばらくして、
2つのマンションの売却見積もりが出されました。
するとなんと、2つ合わせることで、
ローンを完済した上に数百万円も手に入ることがわかりました！
これを奇跡と呼ばずに、何と呼びましょうか。
生活も大変になるし、まとまったお金もないから、
新たなことも始められない…と思っていたのに、
突然、まとまったお金が手に入ることになったのです。
私は何もしていませんよ。
ローンの返済が苦しくなった時、
文句を言わずにただ「仕方ない」と受け入れて、
売却を検討してみただけです。
まさに「人間万事塞翁が馬」です。
お爺さんが言ったように、
「これが何かの吉兆とならないとも限らないから」
ということになったのです。
もちろん、これですべてのことが解決し、
上手く行ったということではありません。
いくらまとまったお金が手に入ったとしても、
今後何をしてくのかという問題は
相変わらず残ったままですから。
ただそのことも、手放して、安心していようと思います。
きっと、素晴らしい方向へ導かれるに違いないと、
信じてみようと思うのです。
何の根拠もありませんが、
これまで私が言ってきた通りに生きてみて、
どうなるかを検証したいと思います。
赤木あつし
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