記事のネタを次々と生み出すためには!? 執筆:矢場田 勲
「記事のネタがすぐに尽きてしまいます」
「書くネタが次々と湧き出す画期的な方法ってないですか?」
先日、コンサルティングの生徒さんからご相談を受けました。
たしかに記事のアイデアが湧き水のようにあふれてくる状態は理想的ですよね。
さて、私がなんて答えたか?
それは・・・
「次々とネタを生み出すための《前の段階》が大事です」
こう言ってしまったら身も蓋もないのですが、「いきなり画期的な方法を見つけようとしない」ことです。
魔法のようにアイデアが勝手に降ってくる方法というのはありません。
あったら私も欲しいです(笑)
何もしないで次々とネタのアイデアが出る画期的な方法、というのはありません。
でも、ネタのアイデアが次々と出てくるための準備はできます。
これが、ネタを生み出すための《前の段階》ですね。
《前の段階》を具体的に言うと、私の場合はネタ帳です。
ネタ帳はいつも持ち歩いています。
ちょっとした思いつき、くだらない発想が浮かんだら、すぐに書き込みます。
誰にも見せないものだから、良いとか悪いとかといった制限は全部外して、一切ジャッジせずに何でも書いておきます。
テレビを見ている時も本を読んでいる時も「コレ面白い!」「知らなかった」「ホントかな?」とちょっとでも心に引っかかるものがあれば、些細なことでも記しておきます。
この段階では、まだネタとして披露するほど熟成されていません。
むしろ、披露してはダメなメモ書きもかなり多いです(笑)
たまに、書き留めておいた殴り書きのメモを見返します。
その時に、新たに気づいたことを書き足していきます。単語レベルでも構いません。
どんどん継ぎ足していきます。
最初に書き留めたメモの内容からは相当かけ離れていくものもあります。
その中から「自分はこういうことを主張したいのかもしれないな」といった感じで、ネタになりそうなものが出てきます。
一方で「なんだかよくわからないな」「何を主張したいのか全く定まらない」ということもあります。ただ、どこかでいきなり別のメモ書きとリンクし合って、突然記事ネタに昇格することもあります。
このネタは使える、このネタは使えない。読む人の役に立てる、役立たない。
こういう感じでネタの選別を随時していくことで、自然とネタの熟成度が高まってきます。
こういったことがネタを生み出すための《前の段階》です。
《いざ記事ネタを書く時》が表舞台にでる役者さんとするならば、《前の段階》は役者を引き立てる裏方さんです。
お客様には見えない部分ですが、裏方さんなしでは役者は決して輝けませんよね。
誰に見せるわけでもないけど、表には出ない日頃の積み重ねが大切です。
じっくりと裏方作業をしていくことで、次々とネタを生み出す土壌が作られるのです。
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