「自分がないんです」は、成長するチャンス! 執筆:矢場田 勲
「私には、コレっていう自分の軸みたいなものがないんです」
これからカウンセラーとして起業を目指す人と話をしていたときのことです。
「自分がないんです」という悩みは、カウンセリングの現場でもよく耳にします。
周りを見渡すと、自分に自信を持っていて、自分の軸がしっかりしていそうな人たちばかり。そんなふうに思えてくることがあります。
そんなときに私がよく言うことは・・・
「自分がないということは、何者にでもなれるチャンス」
自分がないということは、変なこだわりやクセが染みついていない状態と捉えることができます。
捉え方が変わるだけで、とたんに人は自由になれます。
極端に言えば、赤ん坊状態と捉えてもいいでしょう。
何物にも染まっていない状態です。
そこから、身近な人達の真似をして成長していくのです。
ただ、赤ん坊は真似をする人を自由には選べません。
ところが大人であれば、誰を真似するかは自分次第です。
自由に選び放題です。
何者にでもなれるチャンスだということです。
こんなに素晴らしいことはないのです。
なので、「自由に真似をしてくださいね」という言葉で終わりたいのですが、これだけだと戸惑ってしまう人がいるかもしれませんね。
自由なのはいいのですが、なにか真似をする基準があると行動しやすいと思います。
たとえば、カメレオン俳優と言われる人がいます。
どんな役にも染まって、演じる役ごとにガラッとその印象が変わります。
私がイメージするのはカメレオン俳優です。
「こうなりたい」という自分を複数書き出します。
「こうなりたい」という理想の行動をすでにしている人たちを決めて、数分でいいので全力で演じてみます。
演じているうちに次のような疑問や違和感が生じるかもしれません。
本当にできているのだろうか?
本当は自分じゃないんだけど、これでいいのかな?
疑問や違和感はあっていいのです。
むしろ、あるのが当然です。
自分らしさが欲しいと思っている人ほど、違和感があります。
たとえば、化粧品の販売員をやることになったとしたら、
変に「自分らしさを出さなければ」と思うよりは、
「できる販売員」という役柄を演じきった方が上手くいきます。演じているうちに自然と自分らしさが身についてくるものです。
あるいは、カウンセラーとしてこれからデビューする人も同じです。
変に自分らしさを出そうと考えていると、苦労します。
教わったやり方をそのまま再現してみる。それをやり続けていると自然とその人の個性が引き出されるようになってくるものです。
「自分がない」と思っている人は、自分らしさを出そうと意気込むのではなく、「何者にでもなれるチャンス」だと捉えてみましょう。
そして、堂々と「できる役柄」を演じきってみましょう。
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行動できていない結果にダメ出ししていても、行動できるようにはなりません。
「できない!」と嘆いていても、できるようにはなりません。
これも実はカウンセリングの現場ではクライアントに対してやっていることなのです。
「上手く行動できない自分も認めてあげましょう」と。
でも、カウンセラー自体が行動できない自分を認めていないわけです。
やはりここでも見本になれていないのです。
自分を優先にする。自分を認める。
これはカウンセリングで教えていることは、まずは自分に対してできていないといけません。
これが基本であるし、この姿勢を見せること自体がカウンセリングではないかと思うのです。
もうすでに、知識もあるし、クライアントに対してもやっているのです。
それを自分に対してやるだけだと思ってください。
決して完璧である必要はありません。できない自分に気づいて、そこから前に進んでいけばいいだけです。
その姿自体もクライアントに見せていったらいいのです。
それができると、長期的に安定して人助けができるカウンセラーになれると私は考えています。
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