すぐに成功する開業カウンセラーは○○ができる人 執筆:矢場田 勲
「何から始めていいのか、わかりません」
このように言う人がいます。
話を伺うと、
「他の人と違って私は経験がないので、どこから始めたらいいのかわからないんです」
と続きます。
行動力があるタイプの人からしたら、
こういった発言に違和感がある人もいるでしょう。
でも、結構この《始め方》の部分で迷っている人が多いように思います。
始め方の段階で迷っていたら前に進めません。
いつまで経っても成長できないことになります。
これはまずいですよね。
この状態を突破して、成長していくためには・・・
「とりあえずやってみよう」
この精神が大切です。
「何から始めていいかわからない」というのは、
実は行動しない言い訳になっているのです。
裏を返せば、「わかっていることしか私はしません」ということです。
それに気づかないといけません。
例えば、「料理を始めよう」と思い立って本屋に行ったとします。
料理コーナーに行くと、料理本は山ほどあって何を買えばいいのか迷ってしまいます。
その時に2通りの行動に分かれます。
1つは、「料理初心者なので、よくわからないから買いませんでした」というパターン。
もう一つは、「料理初心者なので、よくわからないから、とりあえず買ってみました」というパターン。
「初心者なので、よくわからない」というところまでは一緒です。
その先が違ってきます。
その先の一言で、今後の起業家人生が大きく変わってくるといっても過言ではありません。
「買わないでおこう」か「とりあえず買ってみた」で大きな差になります。
「よくわからないからやめとこう」の人は、
正解がどこかにあって、誰かに教えてもらうものだと思っています。
「よくわからないから、とりあえず行動しよう」の人は、
こんなものには明確な正解などないし、誰かに教わるものではないと知っています。
料理本で言うと、最初の一冊目が成功か失敗かはどうあれ、
とにかく一歩進んだということが重要なのです。
1冊買ってみると、それが基準となって、次の行動に結びつきます。
「今回の本は私には難しかったな。今度はもうちょっと初心者向きの写真やイラストが多いものを選ぼう」
このように1冊目を買えば、今の自分の実力がわかります。
自分を知ることって大事なのです。
最初の本が目安になり、目安があるから次にどんな行動をすればいいのかがわかってきます。
これはもう完全に起業家の行動パターンでも当てはまりますよね。
成長が早い人は、「とりあえず」の行動が多いです。
カウンセラー起業をする人は、この「とりあえず」精神が必要になります。
起業でなくても勤め人でも同じですね。
言われたことしかやらない人は成長しないですよね。
頭角を現す人は、言われていなくても、とりあえず行動してみようという思いが強いので、どんどん成長していきます。
「とりあえず」精神がある人は、ビジネスの勘所が良くなってきます。
自らの行動によって、上手くいくか上手くいかないかを肌感覚で経験していっているので、
ビジネスの大事な局面で勘が働くようになるのです。
ぜひ、「わからないまま」にしておかないで、
「わからないから、とりあえずやってみよう」という精神を持ってくださいね。
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