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私が住宅ローン相談で老後の話をする理由。 執筆:川淵 ゆかり

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こんにちは。幸せ人生100年マネープランナーの川淵ゆかりです。

*

住宅ローンの相談に乗る時に、教育資金や老後資金のことまで話すんです。

ですが、30代前半のご夫婦などには

「住宅ローンの話なのに、なんで老後の話?」という顔をされますね。

(そりゃ、そうかもしれません。(笑))

少し前なら、私も住宅ローン相談で老後の話なんてしませんでした。

老後のお金なんて、50代になって考えても十分間に合ったからです。

 

ですが、30歳で35年の住宅ローンを組んでも、ローン終了時は65歳。

お子さんの大学進学時には50代になっている方がほとんどです。

 

老後のお金を準備すべき50代は、住宅ローンの支払いに大学にかかる費用が加わり、大きな出費がある時期です。

 

一昔前であれば、50代というとそれなりの役職について収入も上がり、

定年までは安泰だったんですが、

今は、「出向・転籍」「役職定年」といった制度が導入され、

中には十数万円も給料がダウンする人もいます。

なぜ、こんな時代になったのか?

 

30年ほど前は定年は55歳というところがほとんどでした。

その後、定年は60歳になり、さらに65歳まで延びようとしています。

会社としては人件費や福利厚生費にかかる出費が増えるわけです。

 

さらに、10年ほど前には団塊の世代の定年退職があり、

多額の退職金の支払いが企業を苦しめました。

 

平成に入った頃からは低金利が続き、企業もなかなか資産を殖やせないでいます。

「なんとか、従業員にかかる経費の削減になる方法はないか?」

それがこういった制度の見直しになったようです。

 

今後、65歳定年が本格的に導入されてくると、

中高年の収入はさらに厳しくなることは十分に考えられます。

 

若い人はどんどん少なくなってきますから、会社は新卒の人にお金をかけるでしょうからね。

 

「人手不足で定年延長になって長く働けそうだから生活も安泰だぁ。」と

軽く思っている若い世代は、将来は住宅ローンの支払いに苦しめられることになっちゃいますよ。

 

それでは、また。

ご感想をお待ちしていますね~。ヽ(´▽`)/

*

 

幸せ人生100年を送るためのゆとりマネープランナー

川淵ゆかり事務所
    ファイナンシャル・プランナー 川淵ゆかり

日本FP協会 CFP®

厚生労働省 1級ファイナンシャル・プランニング技能士

お問い合わせ等 https://yukarik-web.jimdosite.com

 

 

 

82 川淵 ゆかり

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