惑星回帰 執筆:月長石子

こんにちは。

星読み人の月長 石子（つきなが せきこ）です。

 

今回は、惑星回帰（プラネタリーリターン）についてご紹介していきます。

 

✿✿✿ 惑星回帰とは ✿✿✿

 

惑星回帰とは、黄道を移動している惑星が、地球から見て出生したときの星座の位置に戻ってくる現象を指します。

 

例えば、左は日本の男性小説家（故人）の出生ホロスコープで、右は現在のホロスコープですが……。

 

　　　

 

この方の場合、生まれたときに牡牛座♉にいた金星♀が、現在また牡牛座に戻ってきているということです。

 

✿✿✿ 惑星回帰が起こると ✿✿✿

 

それぞれの天体が回帰するときに、感情や人生そのものに影響を与えているとされています。

天体によって移動の時間が違うのですが、下記のような感じです。

 

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月（ルナリターン）： 約28日に１回（1年に13回）

普段は抑えている感情が表に出やすくなる。

気分の浮き沈みが大きい。

自分の本来の感情を思い出し、浄化されやすい。

 

水星（マーキュリーリターン）： １年弱に１回

知的な好奇心や興味があることなどの目的を達成するために活動する。

スキルアップや資格取得などに取り組み、ビジネスに繋げる。

 

金星（ヴィーナスリターン）： １年弱に１回

愛情、美、金銭、趣味など、自分が心地良く過ごすことに意識を向ける。

他者目線ではなく、自分自身の美的感覚や快適さを信じ、心穏やかに過ごす。

 

太陽（ソーラーリターン）： 約１年に１回

必ずしも誕生日に訪れるとは限らない。

１年の計画や目標を立てるのに適している時期。

 

火星（マーズリターン）： 約２年に１回

自分が本当に情熱を注いでいきたいことを見つめる時期。

活力にあふれ、燻っていたエネルギーを集中して使い、欲求を満たす。

闘志が強すぎて、怒りっぽくなったり、周りへの配慮を欠いたりもするので、謙虚さと冷静さも必要。

 

木星（ジュピターリターン）： 約12年に１回

木星の幸運エネルギーや拡大エネルギーを受け取りやすい。

転機が訪れたり、新しい可能性を試すのに適している時期。

自分が得たものを社会に還元し、自身の価値を高める。

好ましくない現象（借金や苦手な人々との関わり）なども広がりやすい。

 

土星（サターンリターン）： 約29年に１回

試練や制限を司る土星が様々な困難を引き寄せ、強制的な変化が起こりやすい。

課題や苦手なことに取り組み、責任を果たすために、多くのことを学び、魂を成長させる時期。

辛い環境の中で自分と向き合い、本来どうありたいかを見つめ直し、方向転換や軌道修正を進め、揺るぎない自己を確立する。

 

天王星（ウラヌスリターン）： 約84年に１回

全ての人が経験できるわけではない。

不意の変化や革新に見舞われやすい時期。

 

海王星（ネプチューンリターン）： 約165年に１回

一生のうちで海王星の回帰を経験することができる人はいない。

今の人生を終え、来世戻ってくるまでの時間とも言われる。

 

冥王星（プルートリターン）： 約248年に１回

一生のうちで冥王星の回帰を経験することができる人はいない。

常識を超えたエネルギーにより、理解不能なこと、抗えないことが起こるかもしれない。

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天王星は半分回ったとき、海王星と冥王星は４分の１回ったときにも、何かしらの影響を与えるとされています。

この星の影響をどう活かしていくのか、どのエネルギーを実際に役立てるのかを考えたり、人生の節目や転機と星の動きを比べてみて、宇宙からのメッセージを受け取ったり、そんなことを考えるのも楽しいですね。

 

★★★ 星読みメモ ★★★

 

2020年3月22日に土星が、31日に火星が山羊座から水瓶座へ抜けました。

生真面目な山羊座に集中していた天体が自由な水瓶座に移ることで、古い慣習や価値観に大きな変化が起き、全体的に軽やかな新しい世界になっていくでしょう。

土星は逆行で今年の７月に一旦、山羊座に戻ってきますが、それまでは、自分が本当に求めていることを見極めて、実現するためには何をすれば良いのか、どう努力すれば良いのかを探る期間になると思います。

 

また、４月26日に冥王星が逆行を開始し、全惑星順行期間は終了します。

その後、順行に戻るまでの約半年間は、人類が抗えないような強烈な変容を振り返り、確認していく時期となりそうです。

 

尚、４月上旬には、火星、木星、土星が夜明け前に南東の空で輝いているところが、きれいに見えるということです。

 

 

お天気に恵まれたら、早起きしてご覧になられてみたらいかがでしょう。

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