12星座の3つの区分から見えてくる自分の本質とは 執筆:月長石子
こんにちは。
星読み人の月長 石子(つきなが せきこ)です。
星読みにおいて、12個の星座(サイン)は、3つの区分(二区分、三区分、四区分)に分類されています。
10天体がどのサインの区分に属しているかによって、簡単にですが性格や特徴を読むことができます。
今回は、この区分について触れていきます。
✿✿✿ 二区分(ポラリティ・ジェンダー) ✿✿✿
この区分はエネルギーの大きな向きを表し、奇数の順番の星座は男性宮、偶数の順番の星座は女性宮に属します。
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男性宮 : 牡羊座 双子座 獅子座 天秤座 射手座 水瓶座
女性宮 : 牡牛座 蟹 座 乙女座 蠍 座 山羊座 魚 座
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男性宮は一般的に、能動的で外向的で、変化に強い傾向があります。
一方、女性宮は、受動的で内向的で、安全志向にあります。
いわゆる男性らしさ、女性らしさは関係がありません。
✿✿✿ 三区分(クオリティ・モード) ✿✿✿
この区分は季節の性質によって分類され、行動の傾向を表しています。
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活動宮 : 牡羊座 蟹 座 天秤座 山羊座
固定宮 : 牡牛座 獅子座 蠍 座 水瓶座
柔軟宮 : 双子座 乙女座 射手座 魚 座
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活動宮は季節の始まりなので、物事を始めることが得意な資質があり、活発で行動的ですが、持続することが苦手です。
固定宮は季節の中間に気候が落ち着いてきた頃で、安定性があり、物事を維持することには長けていますが、変化を嫌い、頑固な面があります。
柔軟宮は次の季節に移行する期間で、適応力があり、調整力や変化への対応に優れていますが、周りに影響を受けやすいため、主体性にかけ、優柔不断な部分を持ちます。
✿✿✿ 四区分(エレメント) ✿✿✿
この区分は古代ギリシアの哲学の「この世界の物質は、火、地、風、水の4つの要素で作られている」という考え方に基づいて分けられ、価値観を表しています。
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火 : 牡羊座 獅子座 射手座
地 : 牡牛座 乙女座 山羊座
風 : 双子座 天秤座 水瓶座
水 : 蟹 座 蠍 座 魚 座
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火のエレメントは外向的で、自分の価値を外に押し出していく積極性があります。
地のエレメントは内向的で、自分を客観的に認識していくことで、安定感を求めます。
風のエレメントは外向的で、情報や知識を周りから得て、外の世界とつながろうとします。
水のエレメントは内向的で、他者に共感し、寄り添うことで、外と結びつきます。
✿✿✿ ホロスコープで見てみると ✿✿✿
実際に、ある有名な方のホロスコープで見てみたいと思います。
天体の配置は、次の通りです。
太 陽 = 水瓶座(男性・固定宮・風)
月 = 蟹 座(女性・活動宮・水)
水 星 = 山羊座(女性・活動宮・地)
金 星 = 魚 座(女性・柔軟宮・水)
火 星 = 牡羊座(男性・活動宮・火)
木 星 = 射手座(男性・柔軟宮・火)
土 星 = 牡牛座(女性・固定宮・地)
天王星 = 天秤座(男性・活動宮・風)
海王星 = 射手座(男性・柔軟宮・火)
冥王星 = 天秤座(男性・活動宮・風)
以上のことから、この方の特徴は、
男性宮と女性宮のバランスは取れているが、若干外向的な性質が強い(二区分より)
活動宮が多く、新たな経験、未知の分野を求めて、躊躇なく行動に移す(三区分より)
火と風が多めで、コミュニケーション力を活かして情報や知識を得ながら、強い意志を持って自分の目標や成功に向かう(四区分より)
こんな感じに読むことができます。
他にも、水瓶座の太陽の「一般的な常識や価値観に束縛されることを嫌い、自由に、独創的に生きる」という特徴と、牡羊座の火星の「ストレートな行動力を発揮する」という素質が、この方には、よく出ていると思いました。
どなたのホロスコープだと思われますか?
✳ 余談ですが、私も太陽が水瓶座で火星が牡羊座です。
でも、決めた後にも迷い続けたり、新しいことに挑戦するよりは今の状態を保ちたかったりで、行動にはなかなか移しません。
これは、蠍座の月(物事の裏側が気になって、ひとつのことを集中して深追いする)や
固定宮の多さ(変化を嫌い、現状が維持されることで安心する)の影響が大きいためと思っています。
このように、太陽星座が同じでも、他の天体の位置によって、性質の表れ方が異なってくるのです。✳
★★★ 星読みメモ ★★★
以前にも少し触れましたが、木星と土星が0度で重なることをグレートコンジャンクションといい、その現象が今年の12月22日に、風のエレメントである水瓶座で起こります。
グレートコンジャンクションは、これまで約240年、わずかな例を除き、地のエレメント(牡牛座、乙女座、山羊座)で発生していましたが、今年の12月以降、約240年は、風のエレメント(双子座、天秤座、水瓶座)で起こることになります。
現実的で堅実で、社会的な地位や物質的な豊かさを求めてきた「地の時代」から、誰もが公平に、新しい発想で自由に生きていく「風の時代」に移り変わる時期ということです。
時代が移るということは、大きな困難や苦痛を伴った変化が起こり、現状が破壊され、新たな社会が再生されていくことだと思うのですが、もしかしたらそれが今、コロ助という形で表れているのかもと、個人的には感じています。
(コロ助という表現は、赤木さんの記事 恐れの正体はおばけ。吉江さんの予言的中か!? からお借りしました。こう呼ぶと、かわいいですよね。)
2023年に水瓶座に移る破壊と再生を支配する冥王星も力を貸し、拡大と発展を司る木星もそばにいるので、コロ助のエネルギーが存分に発揮されているような気がします。
そして、この衝撃的な期間が終わるころには、今までになかった新しい常識や価値観が生まれているのかもしません。
せっかくの快い季節に、自粛ばかりで気が滅入ることも多いでしょうが、空気が汚れていたビル街や工場地帯で青空が広がったり、地球にとっては良い状態になっているみたいです。
水瓶座には、自分の個性や自由を大切にすると共に他者のそれも尊重し、平等さを重視するという性質もあります。
過度に悲観的にならず、適切な予防と思いやりがある行動を心掛け、新たな時代を楽しみに過ごしてまいりましょう。
月長石子のブログはこちら ⇒ 星を知り、魂のままに生きる
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