毒親に育てられたら起業しても成功できない? 執筆:矢場田 勲
「記事がなかなか書けないのは毒親のせいでしょうか?」
「セールスするのがどうしてもできないです。
何か私に問題があるんでしょうか?」
起業準備をしていて、ライティングをする段階になると、
必ずPCキーボードが叩けなくなる、
といった事態に陥る人がいます。
あるいは、初回お試しカウンセリングに来られたクライアントさんに対して、
カウンセリングコースを紹介する段階になって、
いつもうまく説明することができない。
このような事態に陥る人もいます。
思うように前に進めなくなることで、
ひょっとしたら育ってきた環境のせいかも。。。
毒親だったから、その悪影響が今になって出てきたのかも。。。
そういった疑いが出てきたことで、
冒頭のご質問になったわけです。
どうしても、
前に進めなくなるときというのがありますよね。
特に起業したばかりの人は、
頻繁にこういう状態になってしまうのかもしれません。
そのときに必要なことはなにか?
それは・・・
《自分の力で成し遂げる経験を積むことで
初めてのことにチャレンジするときにも
前に進むことができるようになる!》
(いや、でもそれができないから
困っているんです・・・)
こういった意見が出そうですね(^_^;
「できない!」
と思ったら、人はその瞬間から
できない自分を正当化しはじめます。
言い訳の天才になってしまうんです。
言い訳の言葉だけは
ポンポン流暢に飛び出すものです。
はい、
私もご多分に漏れず、
いったん、「そんなのできない~」って思ってしまったら最後、
だって習ってないんだもん。。。
どうせ自分には才能がないし。。。
育ってきた環境が違うもんな~。。。
と、次から次へと天才性を発揮してしまいます(^_^;
そして、自分と同じようにできていない人を見ると、
「自分だけじゃないんだ」
と、ほっとしてしまう自分がいます。
あ~、いかん。
どこかで、
この「できない自分にほっとしてしまう悪循環」に気づく必要があります。
気づいた後は、
自分の力で成し遂げる経験を積んでいこう!
と、決心することが大切です。
具体的に私がやることは、
「これならカンタンにできるぞ!」と、
行動のハードルを思いっきり下げまくってから
実際に作業をします。
ほんの少し行動したら、結果には左右されず、
やったプロセス自体にフォーカスして、
自分を褒めまくります。
基本的には毎日この繰り返しですね。
こういったことを繰り返しているうちに
「自分ならできそう!」
と潜在意識には根拠のない自信が
じわりじわりと育ってきます。
まずは、このことを意識してやってみてくださいね。
でも、実際に毒親の元で育ったことで、
強烈な行動ブレーキがかかってしまっている人も
確かにいます。
それでは、私はその人に伝えたい!
毒親の悪影響をまともに受けてしまっていても
自分の力で成し遂げていく力をつけていけば、
過去の呪縛から解放されます。
どうしても辛すぎるときは、
行動しないままでいるメリットを書き出してみましょう。
なにかができないときには、必ずその背景には
《そのままの方がいいというメリット》があります。
例えば、
・もし、お客さんがきてしまったら上手く対応できないかも
・セールスが上手くいったとしても、その後のカウンセリングで不満がでたらどうしよう
こういう恐れがあると、
強烈な行動ブレーキとなります。
当然、行動しない方がメリットがたくさんあるので、
今やらなくてもいいような、
どうでもいい作業ばかりしてしまうのです。
続いて、行動しないままでいるデメリットも書くといいでしょう。
これはすぐ浮かぶのではないでしょうか。
これらを比べてみると、
短期的には、行動しない方が不安や恐れから逃れられるので、
メリットがあるということがわかり、
長期的には、行動しないで今のまま成長しない自分というデメリットが
浮き彫りになるのがわかります。
人生というのは長期戦です。
長期的に見て、自分はどうしたいのか?
どうなりたいのか?
どんな気持ちをたくさん味わいたいのか?
しっかり見定めていくと、
腹が決まってきます。
後悔しない人生を送りたいですからね!
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