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マンション購入者の住宅ローン以外の注意点 執筆:川淵 ゆかり

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今からマンションを買う方、買ってしまった方。

修繕積立金と管理費の負担は大きくないですか?

<参考動画>

 

購入時に支払う修繕積立基金と管理準備金の注意点

住宅購入時にはまとまった資金が必要ですが、特に新築マンション購入時などには「修繕積立基金」と「管理準備金」の支払いを求められる場合があります。

 

修繕積立基金・・・マンションの大規模修繕のために必要な費用です。

専有面積に応じて負担額は変わりますが、数十万円程度の出費となります。

購入時にまとまったお金を支払うことで、毎月の修繕積立金の負担を下げることができます。

 

管理準備金・・・ 管理組合の備品や消耗品の購入、火災保険料などに充てられます。

こういった費用は新築の初期に大きな金額が必要となるため支払いを求められます。

専有面積に応じて負担額は変わりますが、数万円程度の出費となります。

 

合計するとそれなりに大きな金額になってしまいますから、購入前にしっかりチェックしておきましょう。

 

毎月支払う修繕積立金と管理費の注意点

マンションでは、前述の修繕や管理のための費用(修繕積立金・管理費)が毎月徴収されます。

注意していただきたいのは、すべてのマンションではありませんが、「修繕積立金」や「管理費」は値上がりもある、ということです。

 

マンションは新築から年数が経っていくと、修繕にかかる費用も大きくなっていきますから、特に修繕積立金のアップには注意する必要があります。

特に住宅ローンを「変動金利型」で借りている人は、ローンの返済額もアップすることもありますから、余裕をもった資金計画を立てましょう。

 

また、マンションでは10年から15年ごとに大規模修繕が行われますが、積立金不足で「修繕一時金」という形でまとまったお金が徴収されることもありますので、注意しておきましょう。

 

超低金利の影響が負担増となる。

 

修繕積立金や管理費の値上がりがあったり、修繕一時金という名目でまとまった支払いが求められるのは、日本の金利の状況も影響しています。

修繕積立金などは、ほとんどが銀行預金に預け入れ、となっています。

 

当然、銀行預金ではほとんど利息が付かず増えません。

ですから、修繕にかかる材料費や人件費の値上がりにも対応できませんし、資金不足となってしまいます。

こういった資金の不足分は、マンションの居住者への負担になってしまいます。

 

また、マンション居住者の中には、修繕積立金や管理費を滞納する人もいます。

これも時代ですが、昔のように収入も「年功序列方式」ではありませんので、お子さんの教育費の負担が大きくなったり、突如収入がダウンしたりすると、毎月の修繕積立金や管理費も大きな負担に感じてきます。

このような滞納も購入時の修繕積立基金や大規模修繕の前の修繕一時金といった負担に繋がっています。

 

車を持っている人は毎月の駐車場代の支払いも必要ですから、マンション購入には住宅ローン以外にも注意を払っておきましょう。

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