成功するカウンセラーは、なぜWHYを多用するのか? 執筆:矢場田 勲
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相手に共感する時はWHATが有効で
深く考える時はWHYが有効
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早く、そして長く成功するカウンセラーは、
カウンセリングの現場ではWHAT(何)をよく使い、
現場以外では、WHY(なぜ)をよく使います。
いきなり、ややこしい話が出てきましたが
とても重要なことをお伝えします。
カウンセラーは、カウンセリングの現場トークで
WHYを使うよりも
WHATを使うことを学びます。
例えば、
心の悩みを抱えているクライアントに、
WHYで問いかけると次のようになります。
どうして(WHY)、鬱になったのですか?
なぜ(WHY)、ご主人とケンカになってしまったのですか?
WHYを使うと、
相手を追い詰めてしまうことになります。
責められていると感じたクライアントは
カウンセラーに対して
警戒心を抱くようになります。
だから、カウンセラーは
できるだけWHYは使わないようにしているのです。
では、どうするかというと、
WHYの代わりにWHATを使うようになります。
鬱になってしまったのは何があったからですか?
ご主人とケンカしてしまったのは何かあったからなのでしょうか?
WHYに比べると、WHATの方が
クライアントが受け取る印象が
ずいぶんやわらかくなります。
自分以外の何か他に原因があるのかもしれない、と
客観的に物事を捉えられるようになるのです。
クライアントは、カウンセラーのことを
自分の味方だと感じるようになり
信頼関係を築きやすいのがWHATなのです。
このように人と良い関係を築くには
WHATは便利です。
ですが、
それ以外では、WHYがとても重要になります。
成功できないカウンセラーは、
実はWHYをあまり使いません。
逆に
早く、そして長く成功するカウンセラーは、
カウンセリングの現場ではWHAT(何)をよく使い、
現場以外では、WHY(なぜ)をよく使います。
なぜ、WHYが重要なのか?
WHYを多用するメリットは以下の通り。
・本質を見抜けるようになる
・騙されなくなる
・視野が広くなる
・ライティングが上達する
・カウンセリングスキル能力が上がる
・セミナージプシーを卒業できる
・新たな本命商品を開発できる
・人と違うことができるようになる
いいこと尽くめです。
WHYは、
なぜ、上手くいったのか?
なぜ、失敗したしたのか?
なぜ、自分はカウンセラーをやっているのか?
なぜ、クライアントは予約しないのか?
疑問を抱くことで、
その理由や背景が見えてきます。
しかもWHYは繰り返し問いかけることができます。
4、5回WHYを繰り返すことで、
物事の本質に近づいていきます。
ほんの少し、他の人より
物事を深掘りするだけで、
成功する確率がグンと上がります。
ちなみに会話の途中で
相手に対してWHYを連発すると
嫌われてしまうので注意してくださいね。
あくまでも自分への問いかけにしておきましょう。
カウンセラーは、純粋な人が多いので
WHYはいけなくて、WHATが良いと知ると
学んだことを忠実に守ろうとする傾向があります。
WHYを使わなくなる、
すなわち疑うことを捨ててしまうと、
本質がつかめないままになります。
真面目にやっているんだけど、
なかなか成果が出ないということになってしまいます。
逆にWHYを上手く使う人は、
大事な根っこをつかんでいるので
他人から見ると遊んでいるようでも
少々変人ぽく見られていても
成果を出していけるのです。
まとめとして、
相手に共感する時はWHATが有効で
深く考える時はWHYが有効である。
ということでした。
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