癒しが必要になるときと邪魔になるとき 執筆:矢場田 勲
「起業したばかりで不安がとても強いです。
不安を解消しようと癒しのケアを十分しているのですが
思うように行動できないのですが・・・」
このような相談を
受講生からいただきました。
こんにちは、
矢場田つとむです。
先ほどの悩みをまとめるとこうです。
不安が強いから、十分に癒して不安を解消した。
でも行動できない。
それに対して
私の答えはこれです。
癒しと行動のバランスを意識すること。
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癒しと行動のバランスとは?
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バランスを取るというのはどういうことか、
説明しますね。
ザックリと、癒しと行動を分けると
次のようになります。
癒し=エネルギーの充電
行動=エネルギーの放電
癒しは、人によってそれぞれですが
マッサージや瞑想、入浴等。
消耗した心と体のエネルギーを
回復させてくれます。
一方、
行動をすると
人は心と体のエネルギーを使います。
ここで知っておいて欲しいことがあります。
人は
癒してばかりだと堕落するし
行動だけだと限界がきます。
(え?行動はわかるけど、癒しが堕落する?)
このあたりを
もう少し説明しますね。
行動するとお腹が減りますよね。
エネルギーが放電して、
お腹が減るというイメージです。
お腹が減ったら、
ご飯を食べます。
これが充電ですね。
お腹いっぱいなのに(満充電)
ご飯を食べ過ぎたらどうでしょうか?
しばらく動けなくなくなりそうです。
あるいは、ご飯の食べ過ぎが
慢性化したら、体重が少しずつ増えてきます。
そうなると動きが鈍くなります。
日頃のメンテナンスとしての
癒しはとても大事ですが
癒しにこだわりすぎていても
行動できなくなるのです。
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不安は癒しだけで解消できるのか?
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もう一つ、
別角度から説明します。
不安は、癒しだけでは
完全に解消されません。
ものすごく単純な例をあげます。
明日、外出しないといけないのに
どしゃ降りの雨が降るかもしれない。
雨が降ったらどうしよう・・・
そんな不安が湧いたとします。
不安で落ち着かないので
とりあえずマッサージを受けて癒されよう、
と考えました。
マッサージ直後は、
不安が和らぐかもしれません。
でも
夜寝る前になったら、再び
明日、雨が降ったらどうしよう、、、
と不安はぶり返します。
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不安には行動
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不安を解消するためには行動が必須です。
この場合は、
・傘を用意する
・折りたたみ傘を用意する
・雨合羽を用意する
・濡れてもいい靴や鞄を用意する
・タクシーを使う
こういった選択肢をあげてから
そのなかから行動を起こします。
雨対策として
適切な準備をして行動をすることで
不安は解消していくのです。
そして、行動することで
知恵がついてくると
次からは同じことで
いちいち不安がらなくなるのです。
とても単純な例をあげましたが
ビジネスにおける不安においても
解消法は全く同じです。
もちろん癒しが悪いわけではありません。
むしろ、大切なものです。
でも、癒しは癒しとして
不安をある程度軽くしてくれるものとして
位置づけすることが大事です。
癒しをメインにもってくると、
人は成長できなくなります。
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行動ばかりだとどうなるか?
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別の場合も考えてみましょう。
不安というネガティブ感情を無視して
行動あるのみ、という場合です。
行動力がある人は
素晴らしいなと思うのですが、
心と体のキャパを超えてしまうと、
行動が突然ストップします。
ひどい場合は、鬱に発展していきます。
ですので必ず
日々の癒しは必要です。
もし、鬱になってしまったら、
しばらくは行動を休んででも
癒しのみを与えることになります。
そして、エネルギーが充電し始めたら、
少しずつ行動を取り入れていきます。
このように状況によって
癒しと行動のバランスは変わってくるということです。
今回のコラムは、
いかがでしたでしょうか?
行動せずに
不安を癒して解消していると、
根本の問題はそのまま残ってしまい、
不安はぶり返してしまう、
ということでした。
いま自分にはどっちが必要なのか?
癒しと行動のバランスは
必ず意識しておきたいところです。
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