カウンセラーは素早く解決策を出す論理的思考より社会的思考が重要 執筆:矢場田 勲
こんにちは、
安心安定カウンセラー起業の
矢場田つとむです。
良い解決策を伝えたはずなのに、
なぜかお試しカウンセリングから
本命商品につながらない、、、
こんな悩みを抱えている場合、
社会的思考を意識することが大事です。
「社会的思考ってなに?」
という人もおられるでしょう。
まずは社会的思考の反対の
論理的思考についてお伝えすると
わかりやすいと思います。
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論理的思考とは?
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冒頭の悩みをここでもう一度。
良い解決策を伝えたはずなのに、
なぜかお試しカウンセリングから
本命商品につながらない、、、
これは、論理的思考をつかっています。
論理的思考は、
クライアントの悩みやその他情報をもとに
素早く最適解を出す思考になります。
これ自体は、悪くはありません。
むしろ必要なシチュエーションも多々あります。
でも今はカウンセリングの現場です。
「早く楽にしてあげたい」
というカウンセラーの気持ちはわかるのですが
素早く最適解を導き出す論理的思考は、
しばしばクライアントの心を置いてきぼりにしてしまいます。
それでは次に
社会的思考を見ていきましょう。
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社会的思考ってなに?
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人の感情やニーズ、価値観など
社会的な要素を考慮する思考のことを指します。
他者の気持ちや考えを読み取る感受性や、
人間関係を円滑にするためのコミュニケーション能力が
含まれます。
その他にも、、、
- 他者の感情や意図を把握しようとする
- 今の状況や価値観の違いに対応する
- 他者との関係を築く、または修復する能力
- 要求や期待を適切に伝えたり、受け取る能力
先ほどの論理的思考は、
社会的な思考や知性は必要とされません。
人との関わりの中では、
間違ったことを言っていないにも関わらず、
相手に冷たい印象を与えてしまう可能性があります。
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カウンセリングの現場以外でも・・・
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社会的思考は、
職場や学校、家庭などの人間関係での
良好な関係作りに欠かせない要素になります。
特にリーダーシップの役割やチームワーク、
顧客との関係構築など、
人との関わりが中心となる場面での重要性が
高まります。
社会的思考は、
経験や学びを通じて
成長・発展させることができます。
カウンセリングでの会話や
対人関係においてコミュニケーションスキルの向上、
文化的な理解を深める経験などを通じて、
いつからでも高めることが可能です。
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カウンセラーと言えば傾聴共感
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社会的思考を具体的にどうしたらいいか?
心理学的な視点でいうと
傾聴共感です。
解決策が浮かんだとしても、
すぐには言わず、
相手の話を否定することなくじっくり聴く。
良い悪いの評価をしないし、
この段階では、意見やアドバイスをしない。
相手の話をじっくり聴いて、
相手の言葉を伝え返すことで、
相手が自分自身で決断できるように
お手伝いができます。
そして、すぐに結論を出すよりも
「一緒に悩む」という時間を大切にします。
同じ方向を見て、
一緒になって悩みを共有する時間を持つこと自体が
「この人は真剣に私のことを考えてくれている」
という思いが相手の心の中に芽生えてきます。
ここで信頼関係が築けるわけです。
傾聴共感が上手いカウンセラーは、
すでに社会的思考を使っているのです。
いかがでしたでしょうか?
「早く良くなってほしい」
「早く良い方法を教えてあげたい」
その気持ちはよくわかります。
論理的思考が役立つときはもちろんありますが、
相手との会話のとき、
特に悩んでいる人と会話するときは、
社会的思考を全面に出していく方が
断然上手くいきます。
ただし、ここだけは勘違いしないでくださいね。
カウンセリングの現場では、
社会的思考が重要になります。
ですが、
集客の仕組みをつくるときは、
論理的思考の方が重要になります。
場面によって、
どんな思考がいいのか、
使い分けてくださいね。
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