【書評】『未来を動かす』(ダリル・アンカ、安藤美冬) 執筆:祝田 良則
お薦めの本の紹介です。
ダリル・アンカさんと安藤美冬さんの『未来を動かす バシャールが新たに語る、「最高の人生」にシフトする方法。』です。
ダリル・アンカ(Darryl Anka)さんは、チャネラーです。
宇宙存在「バシャール」のメッセージを、世界に広げる活動をされています。
安藤美冬(あんどう・みふゆ)さん(@andomifuyu)は、フリーの作家、コメンテーターです。
執筆活動や商品企画、イベント出演など、幅広くご活躍されています。
あなたの人生が、今、大きく動きだす!
安藤さんの対談相手である「バシャール」とは、ダリル・アンカがチャネラー(媒介者)となり、呼び出される宇宙意識
のことです。
安藤さんが、初めてバシャールを知ったのは、2007年。
前年に心身の不調のため会社を半年間休み、職場復帰したばかりの頃でした。
ワクワクすることをやりなさい。
あなたが生きる目的は、最大限に自分自身を生きることです。バシャールが語りかけてくるシンプルな言葉は、仕事や人間関係にまつわる不安の中で溺れそうになっていた当時の私に、ある種のインパクトを与えてくれました。
その言葉はどれも、本質的で、知性的で、そしてとても力強いものに感じられました。宇宙意識なんていうものは、にわかには信じられませんでしたが、本を読んでいる間は、まるで、「時空を超えた賢人」というような大きな存在に包まれている感覚を覚えたのです。
あれから10年。会社員生活で格闘していた20代も、30歳で独立をしたときも、ただただ走り続けてきたこの数年間も、ずっと、「最大限に自分を生きる」というバシャールの言葉に支えられてきました。
本書を手にとったあなたが、バシャールの存在を信じるかどうかは、どちらでも構いません。
もし、バシャールのメッセージになにか共感するものがあるとしたら、大切なのは、それをどう生かすかだと思うからです。
(中略)
バシャールが言うには、この本の全体的なテーマは「変容」だそうです。つまり、本書を手にしたということは、あなたの人生が今、大きく動きだすタイミングにきているということです。どうかリラックスして、楽しんで読み進めてみてください。準備はいいですか?
『未来を動かす』 まえがき より ダリル・アンカ、安藤美冬:著 ヴォイス:刊
本書は、安藤さんとダリルさんがチャネリングするバシャールの、3日間の対話を収録した一冊です。
日にちごとに大まかなテーマは、以下のように設定されています。
- 1日目・・・「仕事とお金」
- 2日目・・・「パートナーシップ」
- 3日目・・・「人生全般」
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。
永遠不変な「人類共通のテーマ」は3つ
「本書を手にしている読者に共通したテーマは?」
安藤さんの上記のような問いに対して、バシャールは以下のように答えています。
バシャール 地球上の皆さんにとって共通のテーマで、もっとも一般的なのが、「変容」の3大テーマです。それは、「制限のある状態から自由へ」、「暗闇から明るいところへ」、「ネガティブからポジティブへ」です。
一人ひとりがその変容を、本人の事情に合った独自の形で実行に移していくことになります。
この本を読む人は、それぞれ自分なりにこの本を解釈し、本人の人生のテーマ、チャレンジ、探求したいことに応じて、自分なりに変容を実行していくでしょう。そして、人類に共通している変容のテーマは、物質次元の自己からの狭い視点ではなく、偉大な存在としての自己からの広い視点を思い出していくことです。
(中略)
安藤 ありがとうございます。
変容といえば、2017年1月20日、私たちの対談の最終日にトランプ新大統領の就任式があります。その偶然に大きな意味を感じています。
トランプ大統領が率いるアメリカ、そして世界はこれからどのように変わっていくのでしょうか?バシャール いろいろな方向に変わっていきます。
しばらく前に、2016年の秋にすべてが変わるということを私たちはお伝えし、今、皆さんはそれを目の当たりにしています。
今、皆さんは、まったく予期していなかった出来事が起きたことで、たくさんの並行現実(パラレルリアリティ)へ枝分かれしているのを目撃しています。これは、特定の期待を抱くことから人々を解放することへつながります。このことで人々は、起きてほしい出来事が起きること許せるようになり、自分が行きたい方向へ行けるようになります。
皆さんは、さまざまな並行現実への枝分かれ(スプリッティング)を目撃しているのです。
分かりますか?安藤 はい。おっしゃるとおり、去年の大統領選挙では多くの有権者やメディアの予想を裏切った形でトランプが当選しました。
(中略)
バシャール はい。これは、人々が現状維持から脱却するためにデザインされた出来事であり、人々が「今はなんでもおこりうるのだ」ということを理解するために起きたことです。
多くの人が、それまでは非常に穏やかな流れの川をボートで進んでいるような感覚を抱いていました。
今は突然の変化によって、急流を下っているように感じています。
しかし、この急流について理解していただきたいのは、急流を乗りこなす方法、バランスを保つ方法を知っていれば、溺れることなく、ずっと早く川を下れるということです。
今や人々はなんでも起きうることを理解したので、古い現実から解き放たれたのです。
ポジティブな形でエネルギーを使えば、行きたい方向へ早く行けます。
新しく大統領になる人物は、ある種、先住民の文化に存在しているトリックスター(訳注:trickster。神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を引っかきまわすいたずら好きとして描かれる者のこと)のようなエネルギーを持っています。
トリックスターは古い期待から人々を解放する役割を持っています。一時的には、状況が不透明であるという感覚を抱かせますが、本当に望むことを選択し、本当に望む方向へ進めるチャンスを与えてくれる存在です。
新しく大統領になる人物は、自分がそのような役割を果たすことを理解していませんが、それが彼の役割です。
これが分かると、新しいチャンスをとてもパワフルに活用することができるのです。
なぜなら、多くの人がありえないと思っていたことが起きたとき、本当になんでも起こりうることに気づくからです。すると、あなたの現実はさまざまなものに対してひらかれていきます。『未来を動かす』 Session1 Ⅰ より ダリル・アンカ、安藤美冬:著 ヴォイス:刊
これまでの常識では考えられなかったことが、どんどん現実化する。
私たちは、まったく新しい並行現実(パラレルリアル)の世界を生きているということですね。
トランプ大統領の誕生は、その象徴のような出来事です。
このような激動の時代を生きるためには、どうしたらいいのでしょうか。
バシャールは、起きた変化に対して恐怖心からネガティブに反応してしまう代わりに、自分の状態をポジティブに保つこと
だと述べています。
変化はピンチではなく、チャンス。
そんな意識をつねに持っていたいですね。
自分の人生を最大限に生きるための「3つの公式」
今、私たちが生きている並行現実の世界では、あらゆる可能性が同時に並行して存在しています。
ただ、実際に体験するのは、自分が選んだ状態(ステート)の波動にあった現実だけ
です。
つまり、現実をポジティブな方向へ変えるには、自分自身の波動を上げることが大切です。
バシャールが、波動を上げるための一番シンプルな方法
として挙げているのが、次の「3つのパートからなるフォーミュラ(公式)」です。
「もっともワクワクすることを、能力の限り追求し、結果にまったく執着しないこと」
バシャール(前略)
なぜこれが一番簡単かというと、このフォーミュラを行っているとき、あなた本来の波動にもっとも近い状態になるからです。
最高にワクワクしていることをしているとき、あなたは自分の本当の波動を体現しています。
能力の限り情熱を実行に移すことが、自分の本当の波動を知るための、物質次元における積極的なコミットメントなのです。
このコミットメントによって、必ずしもなにが自分にとって最良の結果なのか、肉体レベルの意識(フィジカルマインド)は、実は分かっていないことに気づくでしょう。同時に、高次レベルの意識(ハイヤーマインド)にまかせれば、自分に必要な結果がもたらされることを理解するでしょう。肉体レベルの意識は、なにがベストかを分かっているつもりですが、それは違います。
3つのパートからなるフォーミュラを実行に移していくと、シンクロニシティが働いて、さらに情熱に基づいて行動し続けるためのチャンスがもたらされます。
そのときに、さきほど話しをしたタイミングの原則が働きます。
フォーミュラの内容は以上です。もっとも効果的で、もっともシンプルです。
皆さんに必要なのは、それだけです。『未来を動かす』 Session1 Ⅰ より ダリル・アンカ、安藤美冬:著 ヴォイス:刊
普遍的な真理ほど、シンプルで簡単に表現されるものです。
バシャールのいう「フォーミュラ(公式)」も、まさにそうですね。
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
私たちは、「並行現実(パラレルリアリティ)への枝分かれ」を、現在進行形で体験しています。
バシャールは、2016年秋から始まった、この歴史的な大変革は、ワクワクする度合いによって乗り込む電車が変わる
ことを意味すると説明します。
つまり、自分自身の波動のレベルにより、まったく違う世界を生きることになるということです。
波動レベルの違う者同士は離れていき、波動レベルの同じ者同士が近づいていきます。
バシャールは、2017年、電車は以前より離れており、さらに離れ続ける
だろうと指摘します。
自分は、どんな人生を送りたいか。
自分は、どんな人たちと暮らしたいか。
自分は、どんな仕事をしたいか。
最終的な決断を下すべきときが訪れたということ。
乗りたい電車に乗るためのチケットは、「フォーミュラ(公式)」に従うことです。
「もっともワクワクすることを、能力の限り追求し、結果にまったく執着しないこと」
バシャールの教えてくれた「未来を動かす」力で、望む人生を自分自身の手で切り開きたいですね。
↓本書について、もっと詳しくお知りになりたい方は、こちらをどうぞ!
【書評】『未来を動かす』(ダリル・アンカ、安藤美冬)
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